理想の相手(後編) | 仕事する?恋する?

理想の相手(後編)

恋愛...そして...仕事
それを『性』と『金』と仮定した場合とても現実的で生々しいものに変わっていく。


Fさんの話(後編)


前回までのあらすじはこちら→http://asn-joblovestory.ameblo.jp/


その日、Fさんはいつものように会社に出社、その日のファッションはシャツでちょっとデキル女風。
でも少しフェミニンな印象のスカートを着て、華奢なイメージのシューズ。
午後6:00、退社、化粧直しはいつも夕方5:00退社の一時間前にする、ちょうど皮脂の分泌
が落ち着く頃なのだそう。
合コンは8:00からなので近くで他のメンバーと8:00に待ち合わせ。
時間がある時は、近くのスタバ、タリーズあたりでメールしながら時間をつぶす。
8:15合コン開始、Fさんの頭の中ではいつもゴングが鳴るのだそうです。。。
まづは、乾杯それから自己紹介ここまでで約30分そのあとは障りの無いトークが約1時間
Fさんはこの自己紹介の時間でその日のターゲットをまづ2人にしぼり、その後の1時間で
1人に狙いを定めるのだそう。
この日も同じようにまづ2人にターゲットをしぼりました一人の男性は30歳、大学病院に
勤務する医師。もう一人は証券会社勤務の28歳。
早速、Fさんは査定に入りました。通常であれば医師に行きそうな所ですが、
Fさんが選んだのは後者、証券会社勤務の28歳の方でした。

彼女の査定
1.年収・・・・医師30歳:1300万、証券会社28歳:850万
2.仕事内容・・・・医師30歳:脳外科、証券会社28歳:営業
3.将来性・・・・医師30:安定、証券会社28歳:将来起業家志向
4.ルックス・・・・医師30:Bランク、証券会社28歳:Aランク
5.性格・・・・医師30:やさしい系、証券会社28歳:さわやか系

とのこと。年収等では圧倒的優位な医師30歳、やさしく性格もいいのですが、ある意味
『上がり』の人なので雄としての魅力に欠けるとのこと、逆に年収は医師には及ばないものの、
それでもルックスのよさ、バイタリティのある男性特有のフェロモンのある証券会社28歳は
Fさんにとって魅力ある男性に映ったのだそうです。

しかし、そんな彼は当然他の女性陣もほおっておきません、女性達の仁義無き戦いが
繰り広げられたのでした。
それはもう...書くのが恥ずかしくなるような内容です。
一例、隣に座った女性は立ち上がる際、わざと胸を彼の肘に当て、耳元で『当たっちゃった、
ごめんなさい』など...
とまあこんな調子だったそうです。
Fさんはそんな中、耐えて笑顔、ただ隣に座った際は話しながら彼の肩を
ちょっと手で触れたりしたそうです。
Fさん曰く、露骨な物よりもそういった軽いタッチが男性心理に効くのだそう。


結局2件目でコンパは終了しました。


その後、彼も気があったと感じたのか数回のメールののち合う事に。
Fさんは熾烈な獲得競争で勝利したのでした。。


最初のデートは青山のイタリアンだったそうです。
彼はイタリア語も堪能で、シェフと何やら談笑していたそう。
Fさんは当然何の事を話してるのか理解する事も出来なかったのですが、
イタリア語を流暢に話す彼を見ながら、周囲のお客さんに優越感を持ったそうです。
そして、そんな彼にますます惹かれて行ったそうです。
食事の後は彼の車でデート、なんとヨーロッパ高級車のオープンカー。
できすぎな感じで、彼女にとっては嬉しい誤算。
それから、お台場で映画を見て、ディナーはお台場夜景の見えるダイニングバー。
その一日で彼女は彼にめろめろになってしまったそうです。


そして、2回目のデートでSEX。それから週1回のペースで会うように...
2ヶ月ほど経った頃、今思えばなんとなくデートで行くお店のランクが少し下がってきたような
気がしていました。(とFさん)



そんな矢先のことでした。

彼女はその日、彼が仕事があるとのことで、それではと最近あまり会っていない友達とランチを
することに、お店は最初に彼に連れきてもらったイタリアンのお店。
美味しかったことはもちろんですが、Fさんは友達に彼に連れて来てもらったこと、
そしてそこでのエピソードを話したかったそうです。

お店に入り食事を終えてデザートを食べていたときでした。

なんと彼が入って来たのです。...しかも女性同伴。
彼は、大慌てでお店から出て行こうとしました。Fさんはびっくりしたと同時に怒りが込み上げ、
彼を追いかけお店を出、そして彼に問いつめようとしました。
そこで、彼女はまたびっくり、なんと相手は彼女と同じ合コンで胸を押し当てていた女性だった
のです。当然相手の女性もびっくり。その後2時間にわたり3人の修羅場が繰り広げられたそう。
結果その場で彼とは別れる事に、当然もう一方の女性も。。。


そのとき彼が言った言葉は『でも2人だって俺の中身とか関係なく俺とつき合いたかっただけだろ』
『そっちが本気じゃないのに本気になるかよ』といったこと。。。
確かに『その通り』と思ったFさん。結局そのことを認める事はせず。
終始二人で彼をせめるような感じだったそう。

でもそのとき『やりたかっただけ!?』などと彼をせめながら、

一方で『私もかも?』『もう少し自分もちゃんとしないと』と冷静に自問している自分が
いたそうです。



最後に彼女はこんな風に話していました。

”理想の相手って社会的、外見的な条件が整っていることより、

むしろある程度の条件が整っていたら、

あとは、その人が自分の『感性』『生き方』など内面の方が、

本当に合うことを条件にした方が良いのかもしれないですね。”


皆さんはどう感じますか?

この経験からFさんがここまで自分を冷静に判断できたことは成長と言えるでしょう。


でもそれだけでよいのでしょうか?




人はだれしもより良い自分でいたいと言う欲求を持っています。
そしてより良い自分を目指して努力します。



ある女性経営者さんはこう話していました。
もし今後より良い人と、より良い出会いをしたいと考えるなら、
そしてよりよいつきあいをしたいと考えるならば、それをつき合う『誰か』によって
埋めるのではなく自身を『磨く』事が必要です。
そうしていれば、きっといい人との出会いをする事が出来ます。
それは、仕事でもそうですし、恋愛でも。
仕事も、恋愛も結局は人間あっての物なのですから。


私はこの女性経営者様のお話の中にすべてを解決できるキーワードがあるように感じました。


あなたはどんな恋愛していますか?


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今まで私が出会った素敵に生きる人達の仕事と恋愛についてお話しできればと思います。
私はここで個人的意見は極力言わないように致します。どう感じるかはあなた次第です。
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